スクラバーとは、気体中に含まれる排ガスや有害ガスなどの微粒子を吸着して、水洗浄や洗浄液で処理して除去する洗浄集塵装置です。洗浄塔システムや排ガス処理装置とも言われる大気汚染防止装置です。スクラバーには、大きく分けて4つの型があります。溜水中に排ガスをくぐらせ集じんする溜水式、排ガスの流れに加圧水を噴出する加圧水式、充てん物に噴霧した洗浄液の水膜に集じんする充填そう式、洗浄液を回転体で分散させる回転式です。

充填塔式には湿式と乾式と半乾式があり、湿式は、発生する有害ガスを排風機で集め水や薬液を噴射して、そこに排ガスを通すことで汚染物質を除去し、水などに吸着させる装置です。乾式は、水洗浄では除去しにくい有機溶剤や悪臭を、高い吸着性のある活性炭やフィルターなどに排ガスを通過させて除去します。半乾式は、生石灰に水を加えてスプレードライヤー内に噴霧して除去する方法です。これらにより労働衛生法と特定化学物質障害防止規則で放出しないようになっている硫化水素などの物質を、きれいにして大気に戻せます。

工場の排ガスなどをそのまま放出しないようにスクラバーを使用することは、周辺住民へ迷惑をかけないためにも必須です。従業員の職場環境が悪いと健康被害も起こるでしょう。環境保護という点でも企業として重要です。また、洗浄したことでできてしまう排出ガスからの液やペースト状やパウダー状物質は、再利用できるかできないか、再利用できない場合は環境に広がらないように安全に廃棄する必要があります。

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