水を利用するのは変わりませんが、充填材を必要とするスクラバーはメンテナンスが必要で管理が面倒です。そのデメリットを解消できるのがトルネード方式です。最下部に水が溜まっているのは同じです。その水がポンプの力で組み上げられて塔の中心部から外側に向けて噴霧されます。

シャワー状になっている水は排風機から送り込まれた排ガスにかかり、有毒物質を含んだまま下に落下します。落下した廃液は、貯水タンクの下部に行って、排水として処理される流れです。このトルネード式スクラバーは排気ガスが渦を巻いて上昇するような構造になっているので、何度もシャワーに当たることになります。一度だけでは吸収できなかった有毒ガスも、複数回水に通ることで確実に除害することが可能です。

最終的には上部にあるミストセパレータで湿気を除去した気体になって大気に放出されます。充填材があると通過する際に圧力がかかり効率が下がります。トルネードは遮るものがないので、圧力に変化はありません。トルネード方式のスクラバーは上昇気流が必要となるので横型は作ることができません。

そのため小型化は難しくある程度の大きさが必要となります。特に塩化水素やアンモニアに使われることが多く、処理能力は90%となっています。水接触時間を多くするため多くの水が組み上げられます。多くの水が噴霧されて、排水がすぐに溜まるので、オーバーフローしないように工夫が必要な場合もあります。

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